バンクバーオリンピック
女子モーグル日本代表
上村愛子 さんの
14年を振り返り、トップアスリートの成長
プロセスについて考えて参りました。
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今週
アスト会に参加して頂いております。
友人の米澤さんのセミナーを聞きました。
元モーグル日本代表の 米澤穂高さんは
現役時代に上村愛子さんと一緒に大会や
練習を重ねてきた仲間です。
彼が今週セミナーを開催してくれて
過去の上村選手のビデオを見せてくれて
成長の足跡を説明してくれました。
やはり
同じアスリートの言葉は
現実味があり、新聞やテレビで見る
姿ではない一人の人間の葛藤を
知ることが出来ました。
その中で私が感じたことは
彼女は18才で長野オリンピックに出場して以来
ソルトレーク
トリノ
そして今回のバンクーバー、4度目のオリンピックに
出場をして来たわけですが
本当にメダルを取れる状態に有ったのは
今回が最初で最後だということが
ハッキリ解かりました。
良く世界の壁は厚いと言われますが
メダリストと4位は全く違います。
天と地ほど違います。
ましてや
金メダルは超別格です。
銀と銅とは天と地以上に違うのです。
良く選手は、普段どおりの
実力を出すだけです。出し切るだけです
と言いますが・・・
現実のメダル争奪意識は
そんなレベルの戦いでは有りません。
それではメダリストに成れません。
大会の上位選手は・・・
全ての競技に共通していますが
必ず5人ぐらいは
どんなに緊張する追い込まれた状態でも
確実に結果を出して来る
凄い人間が現れます。
その中で、特にその瞬間とてつもない
輝きを放った人間がメダリストに成るのです。
いつもどおりの力では通用しないのです。
オリンピックは人間の限界に挑むことです・・・
一生に一度のパフォーマンスをこの大舞台で
出せるかどうか!
そこに掛かっています。
上村愛子はオリンピック前のW杯で優勝(世界1位)
しました。実力的には申し分の無い仕上がりを
見せていたのは、皆様も知るとおりです。
しかし
オリンピックの本番では、今までに無い緊張感に
襲われ、力を出せませんでした。
スタートに立つ瞬間の
上村愛子の顔を見た瞬間、結果が見えていました。
あの顔では勝てない。 すぐ解かります。
集中出来ていない状態は、100%顔にでるのです。
なぜ?そうなったのか?
米澤さんも残念がっていました。
無意識層から来る
自分では分らない緊張感に支配された
と言うことです。
人間が最も鍛えるのが難しいメンタリティです。
ほんの一瞬迷っただけで、結果は落ちてゆきます。
真相は本人しか分りませんが
それだけ、期待に答えようと必死に成れば成るほど
自分をコントロールすることが難しくなります。
トップアスリートはある意味スピリチュアルです。
勝つ時は、その瞬間に放つ
自信のオーラが違うのです。
バンクーバー直前のW杯決勝では
上村愛子に集中力から来るオーラが有りました。
今回バンクーバーではアメリカ勢が
伸び伸び滑ってしました。
あの大舞台で伸び伸び出来ることは
家の中で伸び伸びしているのと
訳が違います。 素晴らしい集中力の
賜物です。
特に、ハナ・カーニー選手は最も強いオーラを
放ち集中力が違いました。
結局、彼女が金メダルをとりました。
物凄いレベルの高い中で金を取る人は
その瞬間のパワーが桁違いです。
4年もの長い歳月を掛けて、命を賭けて来ても
勝負は25・6秒の一瞬です。
その一瞬の為に、世界中で4年間、全員が金メダル
を目指して競い合うのです。
たまたまとか、調子が良いとか、コンディションが
悪いとか、ミスしたとか言い訳が出来ないのです。
言い訳しても何の意味も無いのです。
そして
勝負は一瞬で着きます。
しかし
その一瞬の結果は永遠に残るのです。
アスリート個人の胸に永遠に刻まれるのです!
考えればとても残酷な事かもしれません!
しかし
だからスポーツは面白いのです。
何が起きるか分らないからチャレンジャーが
消えないのです。
何が起きるか分らないから
人には平等にチャンスが有るのです!
メダリストはメダリストとしての人生を
歩んで行き、 4位は4位の人生を歩むことになります。
特に、マスコミは、メダリストをとても優遇します。
しかし、上村愛子さんの成績と
今回のチャレンジは素晴らしいものが有りました。
メンタル面での成長も著しくこの数年間高まったと
聞きました。
人間は、こんな短時間で変化できるのだなと
人間の能力の可能性の高さに気づかされました。
最後に上村愛子さんが凄い選手だなと
思ったことは
スタート地点で、これまマズイ・・・という緊張が
面に出た状態でスタートしたにも関わらず
ターンで修正して、エアーも成功し
最後は力を出し切ったところです。
普通は、力を出し切れなくて終わるものです。
その点の精神力・修正力は、今までのトレーニングの
厳しさ、練習で身に付けてきた自信が違ったのだと
思います。
結果は世界で4位ですから・・・
本来はそれだけでも凄い事です。
力を出し切った上村選手の姿を見て
本当に良かったなと感じました。
力を出し切る・・・・・
人間としての最高のパフォーマンスです。
米澤穂高さん、そして開催して頂いたムラタグさん
ありがとう御座いました。
神藤啓司

